第105回 保健師国家試験 午後

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第105回 保健師国家試験 午後

問31平成26年度(2014年度)学校保健統計調査における主な疾病・異常等で正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 肥満傾向児の出現率は、平成23年度(2011年度)以降男女ともに増加している。
  2. 小学校における疾病・異常の被患率は、裸眼視力1.0未満の者が最も高い。
  3. むし歯(う歯)の者の割合は、全ての学校段階で前年度より減少している。
  4. ぜん息の者の年齢別の割合は、小学校で高い傾向がみられる。
  5. 心電図異常の割合は、高等学校より小学校の方が多い。

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第105回 保健師国家試験 午後

問32 人口動態統計の情報を用いて算出を行う指標はどれか。2つ選べ。

  1. 受療率
  2. 婚姻率
  3. 生活影響率
  4. 年少人口指数
  5. 合計特殊出生率

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第105回 保健師国家試験 午後

問33 保健行政で正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 保健行政の都道府県レベルの組織機構は一様である。
  2. 産業保健行政の根拠法令の1つに労働基準法がある。
  3. 地域保健行政は地域住民の健康の保持・増進を図る。
  4. 地域保健、産業保健、学校保健の3分野からなる。
  5. 学校保健行政の所管は厚生労働省である。

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第105回 保健師国家試験 午後

問34 医療法において医療計画に定めるものとされているのはどれか。2つ選べ。

  1. 緩和医療
  2. 救急医療
  3. 歯科医療
  4. 先進医療
  5. 災害時における医療

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第105回 保健師国家試験 午後

問35 発達障害で正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 発達障害者は障害者総合支援法のサービスを利用することができる。
  2. 発達障害者は精神障害者保健福祉手帳を申請することはできない。
  3. 発達障害の定義は発達障害者支援法に規定されている。
  4. 発達障害者に二次障害が出現することはない。
  5. 発達障害者支援センターは市町村が設置する。

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問36 保健師は上司に報告および相談し、警察署でAさんと面接することになった。この面接の際に把握する情報で、優先度が高いのはどれか。

以下の前提文を読んで、問いに答えよ。

前提文

Aさん(56歳、女性)。隣接する市に所在する警察署から、B町の保健師に「町に住む無職のAさんが、泥酔して路上で寝ていたところを保護している。

先ほど目を覚ましたので事情を聴いたが、本人は「何も覚えていない」と言う。1か月前も同じ状況で保護した。Aさんは、1人暮らしで親族と連絡が取れなかったことから、その時は1人で帰している。

今回は、保健師の支援をお願いできないか。B町の保健師に連絡することは本人が同意している」と連絡があった。保健師は、住民基本台帳でAさんがB町に居住し、他県に姉のCさんがいることを確認した。

  1. 飲酒歴
  2. 所持金
  3. 就労の有無
  4. 今回の飲酒の理由

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問37 面接時、Aさんは保健師に「疲れているので、早く家に帰りたい。話は明日にして欲しい」と言い、保健師とともに家に戻った。 その際に、Aさんには手指の振戦がみられていた。保健師は翌日に再度家庭訪問することを伝え、Cさんの連絡先を教えてもらった。保健師はB町役場に戻り、Aさんが直近の3か月間には医療機関の受診がないことを確認し、Aさんに医療機関の受診を勧めることをCさんに連絡して了解を得た。 翌日の保健師の対応で最も適切なのはどれか。

以下の前提文を読んで、問いに答えよ。

前提文

Aさん(56歳、女性)。隣接する市に所在する警察署から、B町の保健師に「町に住む無職のAさんが、泥酔して路上で寝ていたところを保護している。

先ほど目を覚ましたので事情を聴いたが、本人は「何も覚えていない」と言う。1か月前も同じ状況で保護した。Aさんは、1人暮らしで親族と連絡が取れなかったことから、その時は1人で帰している。

今回は、保健師の支援をお願いできないか。B町の保健師に連絡することは本人が同意している」と連絡があった。保健師は、住民基本台帳でAさんがB町に居住し、他県に姉のCさんがいることを確認した。

  1. 複数の保健師による家庭訪問を行う。
  2. 警察官に家庭訪問時の同席を依頼する。
  3. 家庭訪問を町役場での面接に変更する。
  4. 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律に基づいて保健所に通報を行う。

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第105回 保健師国家試験 午後

問38 その後、Aさんは精神科医療機関を保健師が同伴して受診した。 38 その後、Aさんは精神科医療機関を保健師が同伴して受診した。診察室で精神保健指定医に「誰と来たか」と問われると、Aさんは「清掃センターの人」と答え、出身地を尋ねられると、答えに詰まった。 「今、困っていることはありますか」の問いに対して「若い女性の声が聞こえてくる」、「夜、眠れない」と答えた。医師からAさんに入院による治療が必要であると説明されると、Aさんは理解できていない様子であった。 医師からAさんと保健師に「Aさん本人の同意による入院はできない」と説明があり、Cさんに連絡したところ、入院の手続きを進めて欲しいとの意思表示があった。 Aさんの入院に向けた対応で適切なのはどれか。

以下の前提文を読んで、問いに答えよ。

前提文

Aさん(56歳、女性)。隣接する市に所在する警察署から、B町の保健師に「町に住む無職のAさんが、泥酔して路上で寝ていたところを保護している。

先ほど目を覚ましたので事情を聴いたが、本人は「何も覚えていない」と言う。1か月前も同じ状況で保護した。Aさんは、1人暮らしで親族と連絡が取れなかったことから、その時は1人で帰している。

今回は、保健師の支援をお願いできないか。B町の保健師に連絡することは本人が同意している」と連絡があった。保健師は、住民基本台帳でAさんがB町に居住し、他県に姉のCさんがいることを確認した。

  1. 保健師からAさんに入院の必要性を説明する。
  2. 精神保健指定医が成年後見人の選定を申し立てる。
  3. 精神科病院の管理者が医療保護入院の手続きを行う。
  4. 精神科病院の管理者が措置入院に必要な届出を行う。

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問39 情報収集を踏まえ、B市を管轄する県のC保健所で接触者健康診断の対象者が決定された。対象者は全員18歳以上である。C保健所保健師が接触者健康診断の対象者に説明する内容で正しいのはどれか。

以下の前提文を読んで、問いに答えよ。

前提文

Aさん(20歳、専門学校生)。3か月前から咳が続き、市販薬を服用していたが、改善しなかった。

そこで内科を受診したところ、胸部エックス線写真で空洞性病変があり、喀痰塗抹陽性、結核菌PCR陽性で結核病床へ入院した。

結核の既往歴はない。入院前、Aさんは居住地のB市内にある専門学校に休まず通学していた。

  1. 「ツベルクリン反応検査を行います」
  2. 「2年間にわたり健康診断を行います」
  3. 「3か月後に初回の健康診断を行います」
  4. 「B市の保健センターで健康診断を行います」

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第105回 保健師国家試験 午後

問40 接触者健康診断の結果、潜在性結核感染症と診断された専門学校生が3名おり、治療を開始することになった。 C保健所保健師は、専門学校の教員から「潜在性結核感染症の病気の特徴や対応がよくわからないので教職員に説明して欲しい」と言われた。 保健師の説明で適切なのはどれか。

以下の前提文を読んで、問いに答えよ。

前提文

Aさん(20歳、専門学校生)。3か月前から咳が続き、市販薬を服用していたが、改善しなかった。

そこで内科を受診したところ、胸部エックス線写真で空洞性病変があり、喀痰塗抹陽性、結核菌PCR陽性で結核病床へ入院した。

結核の既往歴はない。入院前、Aさんは居住地のB市内にある専門学校に休まず通学していた。

  1. 感染者が使用した部屋は消毒する必要がある。
  2. 感染者にはN95マスクの着用を義務付ける。
  3. 感染者は入院治療が必要である。
  4. 他者への感染の恐れはない。

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