問1 市町村に勤務する保健師が、業務上知り得た人の秘密を、他に漏らしてはならないことを規定しているのはどれか。
- 医療法
- 地域保健法
- 地方公務員法
- 地域保健対策の推進に関する基本的な指針
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問2 日本で、いわゆる公害病が公衆衛生上の問題として認識され始めた時期はどれか。
- 1940年から1950年代
- 1960年から1970年代
- 1980年から1990年代
- 2000年以降
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問3 保健師が生後14日の乳児のいる家庭に家庭訪問した。児の体重増加量は1日当たり30gであった。 母親は母乳を日平均10回、2〜3時間間隔で授乳しており、母乳育児を続けたいと希望していた。児が1か月児健康診査を受診するまでの母親への指導で適切なのはどれか。
- 「赤ちゃんが泣いた時に授乳しましょう」
- 「食事以外にも水分を十分に摂りましょう」
- 「1回の授乳時間は 30分以上にしましょう」
- 「乳房が張るまで待ってから飲ませましょう」
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問4 Aちゃん(生後5か月、男児)。定期予防接種であるBCG接種を受けた。 母親に対する地区担当保健師の対応で正しいのはどれか。 接種7日後に、母親が保健センターに来所し、地区担当保健師に「接種したところが腫れているが大丈夫か」と相談があった。接種部位の写真別冊No.1を別に示す。
- 「入浴は控えましょう」
- 「免疫がついた証拠です」
- 「すぐに小児科を受診してください」
- 「接種後3か月程度で自然に治ります」
別冊No.1
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問5 双子の育児をしている母親が、1歳6か月児健康診査の受診時に「双子の子育ては大変です。 子どもたちが言うことを聞かないと、つい叩いてしまいそうになります。私は、幼少のころ母親から殴られて育ちました。このままでは虐待をしてしまうのではないかと不安です」と保健師に訴えた。 母親に対する保健師の対応で最も適切なのはどれか。
- 双子の親の会を紹介する。
- 保育所の利用を提案する。
- 家庭訪問をして話を聞くことを約束する。
- よくあることだから気にすることはないと言う。
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問6 市の保健センターの保健師が受け持ち地区の家庭訪問計画を立てる際に最も優先すべきケースはどれか。
- 出産病院が未定の妊娠36週の妊婦
- 経過の良好な出生時体重2,100gの生後3か月児
- 児の体重増加を心配している生後2か月児の母親
- 忙しいからと新生児訪問を断っている生後1か月児の母親
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問7 地域組織への保健師の支援で適切なのはどれか。
- 委員型の住民組織では仲間づくりを行う。
- 健康問題型の当事者組織では仲間づくりを行う。
- ライフステージ型の当事者組織では研修計画を立てる。
- 地縁型の住民組織では活動があるときにメンバー募集をする。
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問8 A市は、10年前より各行政区で健康講座を開催し、受講者を健康推進員に任命して市の保健事業の支援を依頼している。健康推進員の主体性を高めるための保健師の支援で優先度が高いのはどれか。
- 健康推進員による活動実践の報告会の実施
- 保健事業以外の市の事業での役割づくり
- 健康推進員の活動手引きの作成
- 新たな健康推進員の養成
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問9 A市では高血圧予防を重点課題として取り組みを進めている。今回、食生活改善を希望している人に対して、減塩料理教室を開催することにした。この教室のプロセス評価で適切なのはどれか。
- 減塩達成者の割合
- 参加者の募集方法
- 参加者の血圧の低下
- 参加者の食生活の変化
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問10 年代と母子保健施策の組合せで正しいのはどれか。
- 昭和17年(1942年) - 母子健康手帳の制度化
- 昭和36年(1961年) - 1歳6か月児健康診査開始
- 昭和52年(1977年) - 3歳児健康診査開始
- 平成9年(1997年) - 新生児訪問が市町村へ移管
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