第105回 保健師国家試験 午前

第105回 保健師国家試験 午前

問51 問診の場面で、母親は「Aは友達と活発に遊び、食欲も旺盛でとても元気です」と話した。Aちゃんは机の上に置いてある紙や鉛筆に興味を示し、保健師と母親を交互に見ていた。Aちゃんの発達を評価するために、保健師がAちゃんに直接行う質問として適切なのはどれか。2つ選べ。

以下の前提文を読んで、問いに答えよ。

前提文

Aちゃん3歳1か月、男児。身長49cm、体重3,100gで出生した。市の3歳児健康診査に母親と来所した。自記式の問診票では、目・耳に関する特記事項はなく、相談したいことの欄には「昼間のおむつは取れたが、時々おしっこは失敗することがある」と記入されていた。生後11か月時に、鼠径ヘルニアによる手術の既往がある。今回の計測の結果は、身長90cm、体重11kgであった。過去の健康診査結果では、4か月児健康診査、1歳6か月児健康診査とも特記すべき事項はなかった。

  1. 「お口はどこですか」
  2. 「お名前はなんですか」
  3. 「この絵の中で犬はどれですか」
  4. 「昨日は何をして遊びましたか」
  5. 「つの丸のうち大きいのはどちらですか」

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第105回 保健師国家試験 午前

問52 A市の状況から、生活習慣病の重症化予防対策を行う集団で最も優先度が高いのはどれか。

以下の前提文を読んで、問いに答えよ。

前提文

人口万人のA市。定年が近い世代が多く居住しており、高齢化率は25%、要介護認定率17%、夜間人口が昼間人口に比べて高い。平成28年2016年の特定健康診査の実施率は45%、特定保健指導の対象者割合は20%であり、対象者には中性脂肪高値、次いで空腹時血糖高値を示す人が多い。特定保健指導対象者は増加傾向であるが、終了者はむしろ減少している。そこで、次年度から生活習慣病の重症化予防を目標に掲げ、重点的に取り組む計画である。

  1. 特定健康診査の受診者
  2. 特定健康診査の未受診者
  3. 特定健康診査の有所見者
  4. 特定保健指導の対象者
  5. 特定保健指導の未終了者

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第105回 保健師国家試験 午前

問53 A市では年々医療費が増大傾向にある。そのことを踏まえて、次年度からか年の目標を設定し、生活習慣病の重症化予防のための事業計画を立案することになった。目標として設定する指標で最も優先されるのはどれか。

以下の前提文を読んで、問いに答えよ。

前提文

人口万人のA市。定年が近い世代が多く居住しており、高齢化率は25%、要介護認定率17%、夜間人口が昼間人口に比べて高い。平成28年2016年の特定健康診査の実施率は45%、特定保健指導の対象者割合は20%であり、対象者には中性脂肪高値、次いで空腹時血糖高値を示す人が多い。特定保健指導対象者は増加傾向であるが、終了者はむしろ減少している。そこで、次年度から生活習慣病の重症化予防を目標に掲げ、重点的に取り組む計画である。

  1. 人工透析の新規導入者数
  2. 定期的に運動する人の数
  3. 特定健康診査受診者数
  4. がんによる死亡者数
  5. 要介護認定者数

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第105回 保健師国家試験 午前

問54 現時点で、保健師が行うAさんの支援で適切なのはどれか。

以下の前提文を読んで、問いに答えよ。

前提文

Aさん62歳、女性。夫67歳と次男夫婦ともに30代、会社員の人暮らしである。起立時にふらつきが見られたため、専門病院を受診したところ、脊髄小脳変性症と診断された。難病の医療費助成の申請書が保健所に届き、保健師は家庭訪問を実施した。Aさんは起立時にふらつくことはあるが、日常生活動作(ADL)は自立、専門病院に月回、一人で受診している。既往歴に特記すべきことはない。脊髄小脳変性症については医師より病名の告知、説明は受けている。Aさんは料理が好きで、食事の準備はAさんが行っている。

  1. 嚥下訓練の導入を計画する。
  2. コミュニケーション手段を確立する。
  3. 料理が継続できるよう環境を整える。
  4. 訪問看護を導入し、ケア体制を整える。

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第105回 保健師国家試験 午前

問55 保健師が描いたAさん宅1階の見取り図を示す。Aさんと夫は1階で生活をし、日中はリビングで過ごし、夜は和室で布団に寝ている。 2階は次男家族が使用している。台所とリビング、浴室は1階のみにあり、大きな段差は廊下から玄関に降りるところのみである。 Aさんの生活環境を改善するために現時点で優先度が高いのはどれか。

以下の前提文を読んで、問いに答えよ。

前提文

Aさん62歳、女性。夫67歳と次男夫婦ともに30代、会社員の人暮らしである。起立時にふらつきが見られたため、専門病院を受診したところ、脊髄小脳変性症と診断された。難病の医療費助成の申請書が保健所に届き、保健師は家庭訪問を実施した。Aさんは起立時にふらつくことはあるが、日常生活動作(ADL)は自立、専門病院に月回、一人で受診している。既往歴に特記すべきことはない。脊髄小脳変性症については医師より病名の告知、説明は受けている。Aさんは料理が好きで、食事の準備はAさんが行っている。

  1. 夜間のポータブルトイレの使用
  2. 夫婦の寝室を階に移動
  3. 玄関にスロープを設置
  4. ベッドの使用

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