第105回 保健師国家試験 午前

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第105回 保健師国家試験 午前

問41 調査チームのメンバーで適切なのはどれか。2つ選べ。

以下の前提文を読んで、問いに答えよ。

前提文

A市内にある入所定員100人の介護老人保健施設。ショートステイも実施している。2月3日(月)に入所者と職員の13人が嘔吐と下痢などの症状を発症した。発症した入所者は全員、施設内の厨房で調理された給食を各階の食堂で食べており、食中毒の発生を疑った施設長から、保健所に電話で相談があった。相談を受けた保健所は、医師を含む調査チームを組んで施設に現地調査に向かうことにした。

  1. 薬剤師
  2. 保健師
  3. 管理栄養士
  4. 環境衛生監視員
  5. 食品衛生監視員

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第105回 保健師国家試験 午前

問42 施設への現地調査の結果、調理従事者の直近の検便結果に異常はなく、冬期のため乳幼児の面会は制限していたことがわかった。 また、通常、職員は1階と2階とで担当が分かれているが、2月1日(土)に1階のショートステイで嘔吐・下痢の発症者が増えたため、2階の職員が1階のショートステイ利用者の吐物の処理や介護を行っていた。ショートステイ利用者と入所者、職員等について、発症日と発症者数等を表に示す。

以下の前提文を読んで、問いに答えよ。

前提文

A市内にある入所定員100人の介護老人保健施設。ショートステイも実施している。2月3日(月)に入所者と職員の13人が嘔吐と下痢などの症状を発症した。発症した入所者は全員、施設内の厨房で調理された給食を各階の食堂で食べており、食中毒の発生を疑った施設長から、保健所に電話で相談があった。相談を受けた保健所は、医師を含む調査チームを組んで施設に現地調査に向かうことにした。

今回の感染経路で「ショートステイ利用者からの感染」のほかに可能性が高いのはどれか。

  1. 面会者からの感染
  2. 給食食材からの感染
  3. 介護職員からの感染
  4. 調理従事者からの感染

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第105回 保健師国家試験 午前

問43 今回の感染症は、ノロウイルスによる感染と判明した。2月10日(月)に、施設から保健所に「8日(土)以降は新たな発症者もなく、患者も快方に向かっている」と報告があり、集団発生の終息の時期について相談があった。終息時期で適切なのはどれか。

以下の前提文を読んで、問いに答えよ。

前提文

A市内にある入所定員100人の介護老人保健施設。ショートステイも実施している。2月3日(月)に入所者と職員の13人が嘔吐と下痢などの症状を発症した。発症した入所者は全員、施設内の厨房で調理された給食を各階の食堂で食べており、食中毒の発生を疑った施設長から、保健所に電話で相談があった。相談を受けた保健所は、医師を含む調査チームを組んで施設に現地調査に向かうことにした。

  1. 初発患者の発生から1年後
  2. 最後に症状のあった患者の発生から1か月後
  3. 施設から提出された報告書によって保健所が判断
  4. 一定期間、新たな患者が発生しないことを確認して保健所が判断

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問44 調査者の主観が影響しにくい標本を選ぶ方法はどれか。

以下の前提文を読んで、問いに答えよ。

前提文

人口10万人のA市では、脳血管疾患の死亡割合が全国と比較して大きいことが明らかになった。そこで、脳血管疾患の予防対策の一環として血圧に注目し、一部の市民を対象とした塩分摂取量の把握のための聞き取りによる食事調査を行うこととした。

  1. 制限
  2. 応募法
  3. 無作為抽出
  4. マッチング
  5. 無作為化割付

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問45 調査の対象者の塩分摂取量を評価するため、平成28年(2016年)の全国の結果と比較することにした。比較するのに有用な統計資料はどれか。

以下の前提文を読んで、問いに答えよ。

前提文

人口10万人のA市では、脳血管疾患の死亡割合が全国と比較して大きいことが明らかになった。そこで、脳血管疾患の予防対策の一環として血圧に注目し、一部の市民を対象とした塩分摂取量の把握のための聞き取りによる食事調査を行うこととした。

  1. 国勢調査
  2. 療施設調査
  3. 国民生活基礎調査
  4. 国民健康・栄養調査

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問46 調査の結果、全国と比較して塩分摂取量が多く、さらに塩分摂取量が多い対象者の血圧は、塩分摂取量が少ない対象者と比較して高いことが分かった。調査結果を表に示す。

以下の前提文を読んで、問いに答えよ。

前提文

人口10万人のA市では、脳血管疾患の死亡割合が全国と比較して大きいことが明らかになった。そこで、脳血管疾患の予防対策の一環として血圧に注目し、一部の市民を対象とした塩分摂取量の把握のための聞き取りによる食事調査を行うこととした。

高血圧に関して「塩分摂取量が多い」の「塩分摂取量が少ない」に対するオッズ比を
求めよ。
ただし、小数点以下第位を四捨五入すること。

解答:①.②


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問47 A県および構想区域B、Cの2025年の必要病床数推計値の説明で正しいのはどれか。

以下の前提文を読んで、問いに答えよ。

前提文

平成26年(2014年)の医療法改正に伴い、A県は平成28年度(2016年度)の第6次医療計画に地域医療構想を追記した。A県および構想区域B、Cについて、厚生労働省の示す地域医療構想策定ガイドラインにより推計された2025年の必要病床数推計値を表に示す。

※全国ベースの積み上げの数値は「医療・介護情報の活用による改革の推進に関する専門調査会」
第1次報告平成27年6月における最大値である。

  1. A県全体での急性期の必要病床数推計値の割合は全国の値より低い。
  2. 構想区域Cの回復期の必要病床数推計値の割合はA県全体より低い。
  3. 構想区域B及びCの慢性期の必要病床数推計値の割合は同じである。
  4. 構想区域Bの高度急性期の必要病床数推計値はA県の5割を占めている。

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問48 構想区域Cを所管する保健所では、必要病床数推計値に地域の実情を反映するために、管内の市町村と協働して18歳から64歳までの住民を無作為抽出し、独自に調査票送付によるアンケートを行うことにした。アンケートの質問項目で優先度が高いのはどれか。

以下の前提文を読んで、問いに答えよ。

前提文

平成26年(2014年)の医療法改正に伴い、A県は平成28年度(2016年度)の第6次医療計画に地域医療構想を追記した。A県および構想区域B、Cについて、厚生労働省の示す地域医療構想策定ガイドラインにより推計された2025年の必要病床数推計値を表に示す。

※全国ベースの積み上げの数値は「医療・介護情報の活用による改革の推進に関する専門調査会」
第1次報告平成27年6月における最大値である。

  1. よく利用する医療機関の所在地
  2. 利用したい介護保険事業所のサービス
  3. 地域に不足していると感じる医療機能
  4. 緊急時に受診したい医療機関の所在地

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問49 構想区域Cを所管する保健所の保健師は、地域医療構想に基づく切れ目のない 在宅医療と介護の提供体制の構築を、実際にどのように行っていくかについて、市町村の保健師と話し合いを行うことにした。 初回に検討する内容で優先度が高いのはどれか。

以下の前提文を読んで、問いに答えよ。

前提文

平成26年(2014年)の医療法改正に伴い、A県は平成28年度(2016年度)の第6次医療計画に地域医療構想を追記した。A県および構想区域B、Cについて、厚生労働省の示す地域医療構想策定ガイドラインにより推計された2025年の必要病床数推計値を表に示す。

※全国ベースの積み上げの数値は「医療・介護情報の活用による改革の推進に関する専門調査会」
第1次報告平成27年6月における最大値である。

  1. A県の第6次医療計画
  2. 市町村ごとの入院患者の状況
  3. 2025年の医療機能別の必要病床数推計値全国ベース
  4. 市町村ごとの介護給付における居宅サービスの利用状況

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問50 問診時、Aちゃんに対するアセスメント項目で最も優先度が高いのはどれか。

以下の前提文を読んで、問いに答えよ。

前提文

Aちゃん3歳1か月、男児。身長49cm、体重3,100gで出生した。市の3歳児健康診査に母親と来所した。自記式の問診票では、目・耳に関する特記事項はなく、相談したいことの欄には「昼間のおむつは取れたが、時々おしっこは失敗することがある」と記入されていた。生後11か月時に、鼠径ヘルニアによる手術の既往がある。今回の計測の結果は、身長90cm、体重11kgであった。過去の健康診査結果では、4か月児健康診査、1歳6か月児健康診査とも特記すべき事項はなかった。

  1. 体重
  2. 排泄
  3. 聴力
  4. 外科的疾患の既往

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