問51 その後、Aさんは指定難病と診断され、隣市の専門医療機関での月1回の通院治療を開始した。 2年後、Aさんは要介護4に認定され、通所介護を週2回利用している。Aさんの介護と家事は夫が担っている。夫は糖尿病で半年ほど前から血糖コントロールが不良であり、血糖管理および指導の目的で5日間の入院を勧められている。 夫の入院中にAさんが利用する事業で最も適切なのはどれか。
前提文
Aさん(59歳、女性)。夫(66歳、無職)と人暮らし。市の健康相談に参加したAさんは、ふらつきがあり歩行が不安定であった。
相談に対応した保健師に対して「歩き出しがうまくできないし、思うように体が動かず困っています」とAさんは話した。
保健師はAさんの訴えなどから神経変性疾患を想定し、Aさんの他の症状について確認することにした。
- 夜間対応型訪問介護
- 短期入所療養介護
- 訪問入浴介護
- 訪問看護
▶︎ 国試過去問の解答&解説
問52 保健師が最初に取り組むこととして適切なのはどれか。
前提文
A市では保育所を利用している家庭が増加しており、対応困難な児に関する保育士からの市保健師への相談が増えてきている。
A市では子育て支援を強化するため、次年度の母子保健計画の策定にあたって、市内の15か所の保育所との連携システムをどのように構築していくかを検討することになった。
- 対応困難な児の保護者に保育所でインタビュー調査を行う。
- 市のホームページでパブリックコメントを募集する。
- 対応困難な事例の検討会を保育所と行う。
- 対応困難な児の家庭訪問をする。
▶︎ 国試過去問の解答&解説
問53 保育所との連携システムの構築に取り組んでから3か月が経過した。 その評価から母子保健担当の保健師は、保育所を定期的に巡回し、個別相談が必要な児に対して健康相談を行う巡回健康相談事業を検討している。 事業を計画するにあたり最初に検討するのはどれか。
前提文
A市では保育所を利用している家庭が増加しており、対応困難な児に関する保育士からの市保健師への相談が増えてきている。
A市では子育て支援を強化するため、次年度の母子保健計画の策定にあたって、市内の15か所の保育所との連携システムをどのように構築していくかを検討することになった。
- 事業評価の時期
- 事業担当者の確保
- 巡回健康相談の実施回数
- 保育所利用者に対する事業の広報
- 母子保健計画における事業の位置付け
▶︎ 国試過去問の解答&解説
問54 このときに保健師が長女に勧める内容で最も適切なのはどれか。
前提文
Aさん(80歳、女性)。1人暮らし。高血圧症で50歳から近くの医療機関を受診しており、降圧薬を内服し、自己管理をしながら自立して生活していた。
長女(55歳)は他県に住み、月1回Aさんの様子をみに来ている。
長女は、地域包括支援センターに来所し「母が物を探すことが多くなったと感じていたが、隣人から母が近所で道に迷っているのを見かけたと聞き、心配になった」と保健師に相談した。
- 保健所への相談
- かかりつけ医への相談
- 介護療養型医療施設の見学
- 認知症サポーター講座の受講
▶︎ 国試過去問の解答&解説
問55 その後、Aさんは要支援1と認定された。長女は電話で「最近母が、病院でお金を支払うことや、ATMでお金をおろすことができなくなった」と地域包括支援センターの保健師に相談した。保健師が勧める社会資源として優先度が高いのはどれか。
前提文
Aさん(80歳、女性)。1人暮らし。高血圧症で50歳から近くの医療機関を受診しており、降圧薬を内服し、自己管理をしながら自立して生活していた。
長女(55歳)は他県に住み、月1回Aさんの様子をみに来ている。
長女は、地域包括支援センターに来所し「母が物を探すことが多くなったと感じていたが、隣人から母が近所で道に迷っているのを見かけたと聞き、心配になった」と保健師に相談した。
- 成年後見制度
- 消費者生活センター
- 訪問看護ステーション
- 介護予防・日常生活支援総合事業
- 認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム)
▶︎ 国試過去問の解答&解説